養護教諭 試験対策×健康ブログ

一緒に学ぶ。養護教諭の試験のまとめ

養護教諭試験対策:学校健康診断編 ④結核、心臓疾患、検尿

こんにちは、陽護です。前回は⑤耳鼻咽喉疾患、⑥皮膚疾患、⑦歯及び口腔の疾患についてまとめました。今回は、⑧結核、⑨心臓疾患、⑩検尿についてまとめていきたいと思います。2025/02/08に、健康診断の必須項目でないですが、色覚について追記しました。

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結核

 結核は空気感染するため、集団生活を送る学校では感染が広がりやすく、健康診断で問診や検査を実施することが重要です。

 小学校・中学校では問診と学校医による診察が行われ、高等学校、高等専門学校、大学の第一学年は、胸部エックス線撮影と問診、学校医の診察が行われます。小学校・中学校の問診の内容は、本人の結核罹患歴予防薬内服歴家族の結核罹患歴高まん延国での居住歴自覚症状(特に、2週間以上の長引く咳)、BCG接種の有無です。

 結核対策における3つの重要点

1.児童生徒等への感染防止

2.感染者及び発病者の早期発見・早期治療

3.患者発生時の対応

 結核対策は、保健所など地域保健との連携が必須です。事後措置では、対象者に精密検査や医療機関受診の推奨を行います。教育委員会へ精密検査対象者の報告を行い、個別に出席停止措置や接触者に対する健康診断を行います。必要があれば、臨時の健康診断などを行います。

  結核発生時の対応として、学校保健安全法では病状により医師により感染の恐れがないと認められるまで出席停止となる。結核の有無の検査において発病のおそれがあると診断された者には約6か月後に再検査を行います。

⑨心臓疾患

 事前に心臓検診調査票にて、日常の健康観察や心疾患の既往歴、家族歴などの情報を収集しておく。学校医による検査では、外部の雑音が入らないように静かで、音の反響が少ない場所に会場を設置する。また、スポーツ活動の直後の検査は避けます。

 心電図検査は、小学校、中学校、高等学校第1学年、高等専門学校第1学年全員に行います。1次検診で、心室頻拍QT延長症候群など、突然死に繋がる疾患が見つかった場合は至急精密検査になります。

  2次以降検診は、一般的に医療機関で行われます。川崎病の既往があり、適切な冠動脈検査を受けていない場合や心疾患の経過観察が行われていない場合も2次以降検診の対象になります。

 心臓突然死を防ぐために、児童生徒の情報を記載した学校生活管理指導表を専門医に記入してもらったものを保護者に提出してもらう。学校生活管理指導票には、運動強度の指導区分が記載されており、過度な運動制限と心臓突然死を防ぐ役割があります。また、AEDが緊急時に適切に使用できような体制を整える必要があります。

⑩検尿

 検尿では尿中の蛋白や糖などについて試験紙を用いて検査をします。正確に検査を行うためには、正しい採尿を児童生徒及び、保護者に周知する必要があります。

尿検査

 就寝前に排尿をして、翌朝一番の中間尿を約10㎖採尿します。前日の採尿は、尿中で細菌が繁殖し蛋白がでたり、血尿が消失することがあるため望ましくありません。また、潜血はビタミンCや薬剤によっても陰性化するので注意する。1次検尿で異常が見つかった児童生徒に対しては、2次検尿を行います。2次検尿は試験紙法、スルホサリチル酸法、煮沸法で行い。さらに2次検尿で(+)陽性者に尿沈渣を行います。2次検尿陽性者には精密検査を勧めます。腎疾患に関しても、学校生活管理指導票表が提出されます。

色覚

 色覚検査は必須項目ではありませんが、自身の色覚の特性によって進学や就職などで不利益にならないように事前に検査して知っておくことが大切です。色覚検査は、学校医の健康相談など、個別に対応していくことが必要になります。

本日の1枚

 今回のまとめの1枚です。結核と心臓疾患について取り上げました。

健康診断④

 次回は健康診断の事後措置について取り上げていきたいと思います。

 

参考文献

文部科学省スポーツ・青少年局健康教育課監修『児童生徒等の健康診断マニュアル平成27年度改訂』日本学校保健会発行 p48-56

*1:この記事は筆者が学習中の内容をまとめたものです。正確な情報を心がけていますが、間違いがある可能性があります。お気づきの点があれば、コメントなどで教えていただけると助かります